俳句マガジンいつき組
「ザ・いつき組 選句&投句」フォーム
141号
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1 水の星水入れ替はる金魚玉
2 風鈴や遠くの空に消えた星
3 釣針の刺さる夜更の旱星
4 星涼しクローゼットは青白く
5 蚊の一匹を星にしてから寝る
6 きらきら星弾く聖堂のアカンサス
7 ゆふつづにことぼしそなふ夏座敷
8 無住寺の破れ障子や星月夜
9 眼に星を散らし少女の夏休
10 星の息ぬるりん落つる刻みバナナ
11 初恋や徹夜して見る流星群
12 風吹いて八十八夜の星の色
13 金星を仰ぐ女の背忍冬
14 万緑の中の三ツ星レストラン
15 星明かり集めて蛍瞬いて
16 なつの星つかまえたい子なりたい子
17 星祭ヨテイビチカキ姉の息
18 夏夜空星のソムリエ語りかけ
19 白色巨星つめたきものに蜥蜴の尾
20 この星が月にいちばんちかい星
21 麦星とパンク直らぬ自転車と
22 凶星の生るる爪なり信長忌
23 憂きことはさらりと捨てよ梅雨の星
24 蚊帳の中迷い込む星出してやり
25 睡蓮のつぼみの星をいだくかな
26 さそり座の昇り鍵穴型古墳
27 切実に三度の願いは涼気のみ
28 麦酒飲む星の王子もメタボ腹
29 夏本番熱血野球星飛雄馬
30 月周回衛星任務終フ炎天
31 炎昼の地球見ている星がある
32 星月夜煩悩忘レ難ク在リ
33 星養うようにあさがお咲かせおり
34 夏の夜の地球は人間達の星
35 星迎"好き"の2文字をほのめかし
36 休日は三ツ星シェフも冷奴
37 百日紅図星にネクタイ緩めける
38 冥王星はいまどのあたり額の花
39 花合歓の星がきれいで眠れない
40 どぶ川に涼しき街の星たちよ
41 草原に日と星とあり牛冷やす
42 五星旗の戦車止めたる芒種かな
43 風葬の村の守宮の眼に銀河
44 爪弾けばなほ瞬くや夏の星
45 ほうたるや星のにほいの女の子
46 土小屋に探すさそり座アンタレス
47 夏至の星跳ねて街灯の消えゆく
48 夏星になるやスラムに落つ命
49 ヒトを魚にしてしまったよ夏の星
50 南(みんなみ)に星を数へて枇杷熟るる
51 木星のごとく新じゃがのコロッケ
52 旱星地球は試作品だった
53 星空を歪めて花火終わりけり
54 夏の星確かなる小さな呼吸
55 心太しゅるりどうやら図星らし
56 亡き夫と並んで見たよウェールポップ彗星
57 星星のよびあふ闇夜敦盛草
58 夏の星こぼれる涙わけもなく
59 一番星必死にさがす夕焼顔
60 流星雨生きとるだけで丸儲け
61 輝くや星のカンムリ琴座かな
62 みずいろのグッピーの死や空に星
63 箱庭の星を見上げてゐる家族
64 母の字で書置のあり春の星
65 なめとこの天幕に星多すぎる
66 金の星傾げサッポロビールかな
67 古代史の金の背表紙夏の星
68 お茶碗の底に夢の字夏の星
69 星を頼りに干す葬儀のハンカチ
70 バイカル湖の星の話や生御魂
71 お構いなくお構いなくと旱星
72 春光や子のおみやげは星の砂
73 星屑を拾うな少女よ日は又昇る
74 夏の星母の手ひきて見てをりぬ
75 麦星や科白のごとき独り言
76 夏星や明日は裁判員の顔
77 鴉の子一番星に願い事
78 「星の砂」歌ふ女に米焼酎
79 近くて遠き麦熟星は母の色
80 わかちあえる友のいる事夏星に
81 コーヒーにミルク溶け込む星月夜
82 十薬の花崖下に星のごと
83 梅雨星を拾い集める死者へ手紙
84 朝曇星占いでは今日は吉
85 旱星薄荷ドロップスのひわり
86 みすゞの詩飾りしトイレ星涼し
87 常念岳にうはさをすれば星烏
88 本当は星になりたい海月かな
89 知床や夜空に映ゆる星河かな
90 星の名は父が教えるキャンプかな
91 生き急ぐ現代人や旱星
92 中啓の星落とすごと薪能
93 水無月のふちのひんやり星座盤
94 二人の愛知りつくしてる星月夜
95 蟻喰ひの鼻先梅雨の一番星
96 日傘(かさ)開く飛び交う星の海静か
97 枇杷の実の揺るるがままに星の出る
98 天の川のようなコインパーキング
99 象巨体なれば淋しき旱星
100 本星は栗の花のDNA
101 ディベートクィーン現れる夏の星
102 夜盗虫星挙げられぬデカのゐて
103 星の終焉海月はかふんかふん
104 蛇苺星降る街角口ずさむ
105 夏の夜友との仲を星占い
106 日々草植えし貴方は星になり
107 富士山の頂きで眺めたい星空
108 彦星に涙の川を渡らせよ
109 ソーダ水地上の星と海の星
110 夏の嘘星は何でも知っている
111文月や星の名が付く硯石
112星一つさがせば遠し夏今宵
113缶ビール飲み干し星座早見表
114麦秋や瞳に星を宿したる
115星紅し抜歯の痛み極限に
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兼題 「珠」
出題者 しんじゅさん
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